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昔から日本人は、お酒との上手な付き合い方を考えていたようです。
 
室町時代の狂言である餅酒では、お酒は
「独居の友、万人和合す、位なくして貴人と交わる、
推参に便あり、旅行に慈悲あり、延命の効あり、
百薬の長、愁いを払う、労を助く、寒気に衣となる」

といっています。

また、江戸時代の随筆を集めた百家説林では、柳沢淇園
(きえん)が飲酒十徳として、
「礼を正し、労をいとい、憂をわすれ、鬱をひらき、
気をめぐらし、病をさけ、毒を解し、人と親しみ、
縁を結い、人寿を延ぶ」

といっています。
 
どちらの飲酒十徳も、 お酒にはストレス解消と抗うつ作用があることをいっています。更に、お酒は円滑なコミュニケーションを図ることが出来るなど、 心理的な効果があることを強調しているようです。
と良いことずくめのように思われがちな「お酒」ですが、日本では
「未成年者飲酒禁止法」 という法律によって、20歳未満の飲酒が禁じられています。 この法律は大正11年に施行されたものです。 そして、親権者に対しては、未成年者の飲酒をやめさせる義務と責任があることがはっきり定められてます。
更に、我々のようにお酒を扱っている業者に対しては、 未成年者にお酒を売ったり与えたりした場合は、 罰せられることになっています。ですから、お酒を飲んだ未成年者本人が罰せられるわけではなく、 周りの大人が罰せられるのです。本年、
「酒類販売管理者」
という酒類販売に関する専任者の研修が義務づけられ、 より一層未成年者飲酒防止に向けた取り組みが強化されました。
ところが、最近の調査によると中学生の57%、 高校生の75%が飲酒経験をもっているそうです。 しかも、 未成年者が初めてお酒を飲む機会は、家族の勧めが多いようです。
10代ではまだアルコール代謝酵素も未完成で、 成長期にお酒を飲むことは体にとってマイナスになるだけでなく、精神的にも悪影響を及ぼします。周囲の大人が子供の飲酒の害をきちんと考えて、 未成年者の飲酒を防止することが大切です。
 
 
このコラムではこれから先「お酒」との上手な付き合い方について様々なお話をお届けしますので、乞うご期待!!
 
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